もうFXなんてしないなんて言わないといけない
ブログを始めたころは、毎日更新しないとイケにように感じていたけれど、今はこれは書きたいなと思うことが出てきたときに書けばいいと思っています。
そんな訳で、今回は自分の失敗談というか、過去の過ち、現在進行形で語りたいと思います。
自分が投資を始めたのはちょうど10年くらい前のことです。そのころは今のようにいい投資情報を無料で提供してもらえるツールが少なく、ブログや雑誌などから情報を得て自分で試行錯誤していました。
ちょうど、アベノミクスのはじまりこのころでもあったので、今考えると怖いものなしだなと思うけれど、レバレッジを利かしたCFDという差金決済取引をやっていました。これを書いていても、あらためて、ほとんど素人がおそろしいことをするなと思います。
これがビギナーズラックの恐ろしいところというか、大当たりし、その年だけ年収が二倍になるようなおいしい目をみさせてもらいました。
そこで調子にのったのがいけなかった。自分に相場を見る目があるように勘違いしてしまっておりました。
いまであればそのお金をインデックス投資にまわして、着実に増やしていったであろうと思うのですが、そのころ読んでいたブログの影響などから、FXへシフトしていってしまったのです。
まさに、絵にかいたような投資の失敗談のようですが、FX投資あっている人はいるのでしょうが、自分には合っていなかったのだと思います。FXでうまく売り抜けられるとはさすがに考えていなかったのですが、前出のブログの影響などから、トラリピならばこれは安定的に稼げるのではと勘違いしていたのです。
トラリピというのは、マネースクウェアが提供している売買手法なのですが、小さい値動きでちょっとずつもうけをだすスタイルに安心して、根本はやはり差金決済だということが見えていませんでした。
その時は、これで安定収入が稼げるとかなり本気で信じておりました。ポンド円でポジッションを持っていた時に、値が自分の思っていた値幅から大きく外れて含み損が増えていきました。これはなかなか恐怖でした。
結局、その恐怖に耐えられなくなって決済し、多額の損を出してしまいました。ここでやめられればまだよかったのですが、ここで出した損を同じFXでとりかえそうとかんがえてしまったところが、ホントに浅はかだったなと思います。
ちょうどそのころ出てきたトルコリラに金利も高いしということで飛びついてしまったのです。ちょうど今も絶賛値下がり中ですが、新興国通貨おそるべしです。これで儲かった人ももちろんいるのでしょうが、その儲けは今の自分の含み損からきていますから明日は我が身と思ってきをつけてください。
ありがたいことに、株の方は個別株投資でもそれなりにうまくいっていたため、今のFXの含み損をすべて決済したとしてもマイナスになることはないのですが、本当に苦い経験です。今も、FXのトレード画面を見て、自分をいましめています。
けれど、いい経験にはなったと思います。FX口座は現在、徐々に縮小させており、いつかの段階で完全にポジションをなしにしようと思っています。
行動するのは早いにこしたことはないのですが、投資はギャンブルではないというをいましめで持っておかないと大変なことになることを経験しました。バビロンの大富豪にも「よく知らないもの投資してはいけない」というようなことが書いてあったと思います。
そのころの自分としては、よく知らないとは思っていなかったので、買ってしまったのですが、経験すると分かります。ああ自分は素人だったのだなと、今も毛が生えた程度ですが、以前よりはだいぶ慎重になったと思います。
今の世の中、投資をしないということは、それ自体がリスクとなっている面もあると思います。ただ、投資にもやはりリスクはつきものなのです。この投資に仮に失敗したとしてもなんとか立ち直ることができるようにしておかないといけないですね。