家のバリカンというお話
子供のころの記憶として、小学3年くらいまでは家のバリカンで髪を切ってもらっていたって人多くないでしょうか。昭和世代であればわりと共感いただけるのではないでしょうか。
坊主頭というのがわりと受け入れられていた世代というもあるかと思いますが、違和感なく自分でも受け入れていたと思います。それがいつのころからか、美容院で切るのがかっこいいという意識、自分でも恥ずかしくなりますが、こういう時期ありますよね、いやつい最近まで、いや今もか。
おじさんなのに、髪を切るのは美容院といういこだわりをもっている自分というのに酔う感じ、きらいじゃないです正直。でもそれもそろそろ終わりにしていいころになってきたようです。すこし寂しさもありますが、
で、という話なのです。うちの嫁はわりと手先が器用なので、自分のように短髪であれば、全然任せらるのですわ。ほんと、この年になると髪型のこだわりというのがほとんどなくって来るのです。「えっ」じぶんだけですかね
いや、たいていの方、40代となると散髪しに行くのは、あの日本一売り上げのある散髪屋であったりしませんか?
いや、それで満足していました。2000円ちょっと払えば、顔そりまでやっていただけるなんてほんとに満足感高かったのです。でも、家のバリカンそれを超えてきます。
なんといっても、好きな時に切れる。これが最高、たいていは風呂に入っている時に切ってもらうのですが、ちょっともみあげ伸びてきたなーというのでも対応してもらえるというのがうれしい。
お店だとほんのちょっときってもらうだけでも、全部切ってもらうのと同じ料金取られるところが、こちらは電気代だけなんですもん。これはやっぱりありがたたい。
子どもの散髪も含めると、年間3万円くらいの節約になってくると思います。3万円でかくないですか、これで満足感はだだ下がりであれば、それだけの価値はないのかもしれないですが、髪型にこだわりのない自分などは、むしろ節約できているという満足感の方が大きいくらいです。
いや、髪型にこだわりがないといっても、自分坊主にしている訳じゃないので、あしからず。でも、たまにかっこよく髪をかってもらうよりも、嫁さんに頻繁にこざっぱりと買ってもらっている方が、世間受けも、女子受けもいいのではないでしょうか。
もう、おじさんになったら、目指すべきは汚くないというところがちょうどいいと思うのです。若いこのようなきれいな肌は望むべくもなく、ましてや、ちょっとした加齢臭なども始まっているとしたら、せめて、清潔感があるというくらいしか生き残るすべがないことなでしょうか。そこまで卑下することないのかもですが、それくらいでおじさんという生き物はちょうどいいと思います。
だって、自分と同じくらいの男性に抱き着かれたらと思うとちょっとホラーですもん。