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資格試験の合格技術を読んで

 いやあ、ブログ更新できていませんね。すみません。「だれにあやまっているの?」

 

 簿記2級試験、なかなかてごわいでごわす。

 

 そんなこともあり、資格試験の勉強のやり方を学習する方法を知るため、こちらの本を読んでみました。

 

 最初に感想から入るとなかなか実践は難しいで、これ、といったところでしょうか。ただ、全てを実践することは難しくても、自分なりにアレンジして活かしていくことはできると思いますので、本の内容のアウトプットも含めて紹介させていただきます。

 

 まず、著者は多田健次さんという方です。なんでもこの方、資格試験の学校の先生とのこと。ならば、試験勉強に関しても十分な知識、経験を持っていることでしょう。

 

 ご自身も8年間、難関として知られる公認会計士試験を受けておられて、その失敗からも本書にその経験を活かして効率的な勉強法を紹介されています。

 

 早速内容についてです。

 

時間配分

 

 先生のおっしゃることには、受験までの勉強期間を、基礎期、応用期、直前期にわけろということだそうです。そしてそれぞれに振り分ける時間配分は、2:2:1。この割合で期間を分けて、基礎期はインプットに割合をさいて、応用期、直前期に移っていくのに合わせて、問題集などアウトプット重視に変えていくという方法です。

 

 択一選択式のテスト勉強であれば、基礎期はインプット7割、アウトプット3割、応用期にはインプット5割、アウトプット5割、直前期にはインプット1割、アウトプット9割といったような感じです。

 

 なるほど、たしかに基礎期の全く理解できていない中で、問題集を解いていってもあまり効率的とは言えないですものね。

 

インプット法

 

 続いて、この方独自のインプット法に5回転学習法、12回転学習法が紹介されています。5回も12回も考え方は一緒なのですが、12回法は5回では覚えきれない場合や覚えるのが苦手という方への最終奥義的な技ともいうべきでしょうか。かなりハードル高いなと感じながら読んでおりました。

 

 5回転学習法やり方としては、一回目はさらっとなるべく早く読み、2回、3回と回を増すごとに、1回目で重要としていた箇所だけをじっくりと読み直していくという方法です。

 

 この方法、やり方は少し違うものの、他の勉強法の本でも同じような方法を紹介されていたので、かなり信ぴょう性が高い方法なのだと思いました。

 

 特に4回目は忘れているところなどを感情を込めて覚えなおすなど、細かな点も注意されています。どうやら、なんで3回も読んだのに俺は忘れてしまっているんンだ~とか感情を湧きあがらせて記憶に定着させようということだそうです。

 

 勉強法の本もこの本で3冊目くらになるのですが、3冊目ともなるとやっぱり重要なところは似通ってくるところがあるのだなと今回勉強になりました。

 

 ちなみに、12回転法だと、最初の16日間で200ページのテキストを8回読み、その後の16日間で4回読んで記憶に定着させるというもので、さすが最終奥義「俺が勝手につけただけ」だけあってハードルもすごく高いです。

 

覚えることにはいろいろな方法がある。

 

 エビングハウス忘却曲線もほかの本でも出てきますが、覚えたその日じゅうに一度覚えなおす。できれば寝る前、そして起きたときにも覚えなおして、寝る時間をはさんで覚えると記憶に残りやすいなど、実践的な話もたくさん出てきます。

 

 結局はたくさん勉強しろという箇所も結構出てきて、そんなにできねーよと言ってしまいたくなることもけっこうあるのですが、それで投げ出してしまっては元も子もないので、話を戻します。

 

 このほか、スケジュールの立て方、ポストイットの使い方、マーカーの使い方など細かな部分にまで、話が及んできて、この方法を実践することを学ぶのが勉強になっていまってないかと思うことも正直あります。

 

 ただ、図を書いて覚えるというは、自分でも納得するところがあって、文章だとなかなか入ってこないことが、図解してみると妙に納得できてしまうことがあり、「あれぇ」これって結構使えるなと感じました。

 

 偉そうに、ちょっと批判めいたことを書かせてもらうならば、主となる方法をもっとしっかり書いて、ポストイットなどの方法はそんなに丁寧に紹介する必要ないのかなと思いました。なんか書くことがなくなってきたから載せるかみたいな感じがいなめません。「すいません失礼ですね。」

 

 しかし、重要かつ即生かせる項目度順にAからCまでのランク付けをしてくれるなど、やさしく配慮されたところも多く、資格試験などを考えている方は一度読んで見られてはいかがでしょうか。