9月入学ってみんなほんとに賛成なの?
最近にわかに注目をあびている9月入学、それまで検討されているとも知らなかったこの制度が実施されるのでは話題になっています。自分も親であり、下の子などはもろに関係してくるので今回はこの話題について書いていきたいと思います。
『みんなほんとに賛成なの?』
最初にびっくりしたの世論調査で賛成の方が上回っているということ。
「えー、ほんとに?」9月入学ってそんなに支持されいるのかとびっくりしました。
「おいおい、まてまて、そんなに拙速に決めて大丈夫?」というのが自分の感想でした。
テレビのコメンテーターも今になって少し冷静になってきていますが、基本的には賛成という方が多いようです。尾木ママさんとか。
でも、コロナで休校が長引くことと9月入学にするって、話がまったく違うことだと自分は思うのです。これまで9月入学を準備してきて、国民にもしっかり説明して、納得されてから、休校も長引いてますしちょうどいい機会だから9月入学開始します。であればまだわかるのですが、「休校長引いてきたなー、そうかっ!9月入学にしてしまえばいいんだー」では親としては非常に心配です。
『賛成してる人って』
賛成している人って、自分が想像するに「海外留学するのに好都合」とか「欧米では9月が主流だから」という考えで賛成しているのではないでしょうか。「違ったらごめんなさい」
4月入学だと9月入学よりも5か月も早く小学校の学習に取り組めるようになっているのですよね。5か月先に勉強始められるって大きくないかなって自分は思うのですが。
ほんとにいいものであればみんなで知恵を出し合って9月入学に向けて準備していくのは文句ないのですが、9月入学ありきで話が進んでいるようで抵抗があります。
ほんとは、9月、4月が最適解かどうかわからないので、12月のどこで始めるのが一番子供にとって、社会にとっていいのか議論されてからやっても遅くはないと思います。案外1月に新年を迎えるのに合わせて入学というのが一番いいという答えがでるかもしれませんし。
『結局海外か』
国際化は当然この先も進んでいくのでしょうが、だから9月入学というは安直な気がしてならないのです。だったら学校だけでなくすべて欧米様式にするのが国際化なのだろうかと。
独自性があるからかえって国際社会で光るということも十分に考えられるけれどもなあなんて考えます。そもそも、桜の季節に入学って今の日本の風土に合っていると思うのですけどね。そう考えるのは情緒的に過ぎるのでしょうか。
4月入学だと受験を風邪やインフルエンザの流行る冬の時期にしないといけないので、9月入学という意見も見ました。たしかになるほどと思いました。
でもそれも9月のデメリットが見えていないだけってこともあるのでは?とも思います。おそらくどちらも一長一短あると思います。それであれば、敢えて9月に先延ばしして勉強の機会、友達との交流の機会を5か月先延ばしするよりも今の4月のほうがいいと思うのですが。
結局、海外留学ありきな気がするのですが、本質的には日本の大学のレベルをもっと上げなくてはいけないってことですよね。そのためには研究費やなんかを海外のレベルまで引き上げることの方が先なのでは思ってしまいます。
この先、考えが変わるかもしれませんが今のところはそんな感じです。