夏みかんという意外にできるやつ
田舎にこの時期あるものとして、これがあげられると思います。
そして、ほとんど誰にも顧みられていない存在。それが
「夏みかん」
田舎の人よ、もっと夏みかんに関心を寄せてあげてよ。
今回は、自分がひそかに毎日食べているこやつの切れるところと、新たにカテゴリーに加えた田舎について語っていきます。
そうこの夏みかん田舎の道の駅などによく置いてありますが、買われているのを見たことがないという不思議なくだものです。
たしかに、食べたことのある方は分かると思いますが、まずけっこう酸っぱいです。そのすっぱさを表現すると、レモン二分の一というくらいでしょうか。「余計にわかりにくいな」
そして甘さに関してですが、そんなに甘くないです。「正直」
そんな「すっぱい」「甘くない」という時点でまず敬遠される理由がよくわかってしまうかなしい果実「夏みかん」でもいいところもあるのですよ。
『ほぼ、世話なしで毎年どっさり』
そう、ほとんど世話をしなくても毎年ほぼ必ずどっさりできます。それも摘果などをしなくてもどれもけっこうな大きさに育ちます。「うちだけじゃないよね?」
これって果物を栽培する人から見るとすごいことだと思うのです。ブドウなどはハウスの中で、温度管理、除草作業、農薬などなど非常に手間がかかると思うのですが、この「夏みかん」そういった手間がかかりません。
さらに、虫や鳥から狙われづらいというのも特筆すべき点です。まず皮が分厚く、そうとう頑張らないと果肉まで到達しないので、虫や小鳥では手が出ません。
そして、さきほど書いたように、頑張ってその分厚い皮を通過しても中の果肉が「酸っぱい」のですから、虫や鳥からすると狙いがいのない果物と思われているのでしょう。
『田舎の人間こそ食べないと損』
当然人間にも好きな人より嫌いな人の方が多いと思います。一部例外的に酸っぱいものが大好きという方がいますが、もうそういう人は毎日たべてください。
では、我々一般的な味覚を持つものはどうしたらよいかってところです。
おばあちゃんの知恵袋的にいうと皮を甘く煮て、砂糖をまぶしたりするやつとなるのでしょう。「ごめんなさい苦手な奴です」
手をかければマーマレードを作るというのも一つの手だと思います。
ただ、基本がめんどくさがりな私としては、もっと毎日手軽に食したいわけです。
そうして私が実践しているのが、「そのまま皮をむいて食べる」なのです。
なんだ、何のひねりもないな。と思うでしょうがもうちょっとお付き合いください。基本はそうなのですが、それだけだとあの酸っぱくて、甘くないという2つの問題をクリアーできてない訳です。あたりまえですが
この2つの問題は意外に簡単に解決できるのです。それは甘みを足すということです。「すみません。石をなげないでください」
甘みがなければ足せばいいじゃない。という簡単なロジックから試してみると意外や意外、酸っぱいという問題も一緒に解決することができてしまうということに気が付きました。
どういうことかと申しますと、かんきつ類ってどれも結局は酸っぱいのです。それなのになぜ食べられるかというと甘みが強いからその酸っぱさがアクセントになりおいしく食べられるのです。
そんな単純な理由から甘みを足して食べると、もうこれにはまりほとんど毎日食しております。ここで、後付けになりますが、夏みかんの栄養をネットから見てみると、ビタミンCが多いのは想像した通り、シネフェリンという免疫を高めるといわれるものも入っており、風邪予防にいいといわれています。
さらにクエン酸の疲労回復、ペクチンの整腸作用が期待されるなど、なかなか栄養面では優秀な奴だということが分かります。
これは食べないともったいないとなるのですが、最後に甘みだけちょっと気を付けてください。ここで砂糖をふりかけてしまうと、ちょっと糖分取りすぎになってしまうので、かえって健康に悪そうです。
なので、ここは少しお高くなりますが、パルスイートなどの甘味料に変えていただき食していただけたらと思います。
中の皮をむくのは結構めんどくさいですが、それを済ませてしまえば、食感はけっこうぷりぷり、プチプチといいですし、甘みが足されたことで、すっぱ甘くすっきりした味になります。朝にはちょうどいいのではないでしょうか「私も朝いただいています」
この田舎というカテゴリーで田舎生活の良さ、山陰のおすすめなところなどを紹介して、日本一の過疎と言っても過言ではないこの地方の知名度と好感度を少しでも上げられたら良いなと思っております。